2015年09月22日

能登

19日朝、金沢から能登に向かいました。
地元の友人による案内でレアな能登が期待できます!
能登の風土を体感したいなーとお願いしました。

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日本海側の外浦からスタート。
車で走れる砂浜、千里浜を走ると白サギが魚を捉えていました。
脇のサギも隙を見て狙っているのか。。。
途中多気大社に立ち寄り、黒島集落へ。

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「角海家住宅」黒島の代表的な廻船問屋です。
天領黒島は江戸時代から北前船の寄港地として栄え、海岸線に沿って集落が形成されました。
2007年の能登半島地震では約3分の1が全半壊しましたが、街並み保存型の復興行われました。

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母屋から浜に向かって蔵が伸びています。
なんと、ここまで船を引き上げたそうです。

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中庭に面した建具は一本引きで一か所に納まります。
腕の良い職人さんによるものです。

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黒島の集落を背後の丘陵地から撮影
船主の大きな家から狭小住宅、屋根は切妻、入母屋、平入り、平屋、2階建てと様々ですが、黒い釉薬瓦、格子、下見板の外壁は統一され、街並がまとまっています。
北前船は、「総持寺」の僧侶や輪島漆器を運ぶ役割もしたそうです。
その後「総持寺」も立ち寄りました。

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続いて輪島の千枚田へ。
海と山に挟まれた崖地にあり、一つ一つの棚田が小さいのが目立ちます。
意図したわけでもなく、美しく躍動感のある風景が人をひきつけます。
薄曇りでしたが、夕日に映る棚田に見入りました。

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能登の秋、あちこちで祭り囃子が聞こえ、道端には彼岸花が咲いています。

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真脇遺跡公園(1989〜1995 高野ランドスケーププランニング)
約6000年前からなんと4000年!に渡り縄文人が定住した貴重な集落の遺跡です。
静かな入江から背後は丘陵に囲まれた緩やかな傾斜地が広がっています。
漁や狩り、植物を採集しやすく暮らすのに適した場所だと実感できます。
近年遺跡が発見されて、遺跡公園として整備されました。
いまは亡き友人が心血注いで公園づくりに取り組んだところでもあります。
メンテナンスの問題で施設は一部風化しつつありますが、場所と向き合い格闘した跡が見られます。
人の暮らしの原点と共に、ものづくりの根幹を感じました。

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九十九湾
富山湾側の内浦は日本海側とは対照的に静か。
リアス式海岸に九十九の入江があるそうです。
美しい景観、生簀の餌付けなど、遊覧が楽しめます。

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氷見市 道神社拝殿
元は別の寺にあったものを明治の初めに移築。前田利家と同じ尾張出身の大窪大工の手によるものです。
一本ごとの長さや形状が違う扇垂木が美しく、高さと深い軒のバランスがとても良い拝殿でした。
地域の暮らしと共にある姿に感銘を受けました。

能登では、自然と共にある暮らしが息づいています。
漁業や農業では助け合いが必要になりそこから“共同体”ができあがった。
今でも村々の寺、神社、祭りなどからでその姿を見ることができました。
そしておいしい魚にお酒、能登は見どころ満載です。
posted by TM at 23:43| Comment(0) | 街・景観
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